ヨガの恩恵

ヨガインストラクター yoka

おうちでアーユルヴェーダ

みなさんはアーユルヴェーダと聞いてなにを思い浮かべますか?

高級サロンでオイルマッサージ?おでこに油をたらたらと垂らしている場面をテレビで見たこともあるかもしれません。

 

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アーユルヴェーダは古代インドで5000年以上前に生まれた医学療法です。

そのルーツと目指しているものがヨガと共通しています。

日本語に訳すると、「生命の科学、知識」といった意味になります。

西洋医学と対比すると、アーユルヴェーダは病気にならないようにするための生活の知恵になりますので、「予防医学」と言われています。

 

様々な方法で体のみならず精神の健やかさも保てるような知恵が伝承されていますが、その中でも比較的日々の生活に取り入れやすいものをご紹介します。

 

①朝起きたらまず歯磨き舌磨き鼻うがい

歯磨き舌磨きをした後に、セサミオイルで15分から20分うがいをします。

慣れないうちは短い時間から始めてみましょう。

これはどこに吐き出すのか悩むところですが、洗面所は詰まりの原因となりますので別のところをお考えください。

このうがいの美容と健康の効果は絶大です。なんと白髪の予防効果まであるというのですから驚きです。

わたしの年齢ですと、周りには白髪染めを使う方が多いようですが、わたしはまだ白髪染めの必要がありません。

このセサミオイルは太白ゴマ油です。使用前にキュアリングと言って、抗酸化作用を強めるために100度を超えないところまであたため、冷ましておきます。一度キュアリングしたものは3か月使用できます。遮光性のある容器に保管して酸化を防いでおきましょう。

そして鼻うがい(ネティ)です。これは専用のポットが今では手軽に日本でも手に入ります。

次の②の白湯を人肌に冷ましたものに塩を入れることで、鼻の中がツンとせずに洗浄できます。塩分濃度は体液と同じにすることが目的ですので、なめてみてちょうどよいと思える塩梅でよろしいかと思います。水道水をそのまま使うのはやめましょう。鼻の粘膜は繊細です。必ず沸かして殺菌した水を使うようにしましょう。

空気中のウィルスや花粉は喉にも、鼻腔の粘膜にも付着します。口のうがいで洗い流せ

るものはごく一部で、ほとんどの有害物質は鼻の粘膜に留まります。

鼻うがいをすることで風邪もひきにくく、アレルギーも引き起こしにくくなります。

終わったら、鼻にキュアリング済みの太白ごま油を少量吸い込みます(ナスヤ)。せっかく洗った粘膜ですので、油を付けておくことで、新たな有害物質が付着するのを防ぐ効果があります。

鼻うがいも口うがいも、鼻や口の中に残っているものは全て吐き出すように、飲み込まないようにしましょう。

 

②白湯を飲む

白湯、というと、沸騰させたらいいのかな、と思われるかもしれませんが、沸騰後10分以上沸かし続けたものを言います。

これは、もちろん滅菌、カルキ抜きの意味があり、特に古代インドの衛生状態の悪い水を飲用するために行われていた、とも考えられますが、アーユルヴェーダの5大元素のうちのひとつ、『火』のエネルギーが入った水を体に取り入れる、という大事な意味があります。ですので、電気ポットは大変便利ではありますが、炎の力でお湯を沸かしたほうが望ましいと言えます。

また、余談になりますが、わたしは電子レンジも使用しておりません。食品を変質させてしまうそうで、その食品を摂取し続けることが人体にどんな影響を与えるのか、まだ解明されていないからです。

 

アーユルヴェーダではここにレモンと塩を入れてもよい、とされていますが、わたしはサフランとレモン、ターメリック、シナモン、クローブ、生はちみつを入れて毎朝飲んでいます。とても美味しく、体の温まる自家製スパイスブレンドハーブティーです。

風邪をひいたかな、と思ったときにはここにしょうがのすりおろしを入れても美味しくいただけると思います。

また余談になりますが、わたしはヨガを始めてから(ウン十年になりますが(笑))一度も風邪をひいたこともインフルエンザに罹ったこともありません。

 

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食べ物に関しては、体質により細かな指導がありますので、ご興味のある方は専門書を読んでみるのも楽しいかと思います。

共通して大事なことは食べるときの心の状態、とされています。心の落ち着きを得られないような状況で食事をすると食事そのものが体に悪影響を及ぼす、とさえ言われています。

暗いニュースなどをテレビで観ながら食事をすることは避けたいものです。

 

ヨガ同様、手軽に日常生活で取り入れやすいものから取り入れて、免疫力を上げましょう❣